OUR FOOD

<森田耕司さんのお米>
私たちは、大切にしている農家さんがいます。
丹波篠山でお米を作る森田耕司さんは、そのうちの一人です。
お花屋さんだった耕司さんは、お子さんのアレルギーがキッカケで
食に関心を持ち、農業をすることになったそうです。
就農してまもない2012年頃にご紹介頂き、
それが食に対して私たちが考え方を深める大きな出会いとなりました。
実は初めてできた「農家さん」との関わりでもあるのです。
街の私たちが農業のことを知れる入り口を切り開いて下さった存在ともいえます。
農薬を使わないだけでなく、肥料も使わずに作る耕司さんのお米は、後味がすごくスッキリ。
「甘い」「味が濃い」のような強いインパクトがあるわけではなく、
人為的に成長を促進させないからこそ、ピュアで本来の自然な味わいがあるわけです。
これはBIOワインを飲んで思うことでもありますが、体に良くて、嫌なものが残らない。
食べた後の体が楽。そんな食の体験がこのお米にあるのです。
今や、秋口の新米が出る前には、前年のお米が売り切れ、お米がお店にない時期があります。
それくらい気に入ってくださる方が増えて、新米を今か今かと待ってくださっているのです。
お米はお店で精米もしていますし、デリでも日々耕司さんのお米を使っています。
おすすめは、5分つき。栄養面でも美味しく、ミネラル分が残っているためです。
白米も美味しいのですが、お米の味が残りプチプチするくらいが私にはちょうどいいのです。
最近、少し心配なことは、獣害被害。強面で物静かな耕司さんは、心が広くて。。
電柵をしても結局乗り越えられてしまうからと言って、動物に刃向かうのではなく
食べられてもいいくらいの面積をつくってやる!という感覚でやられているのです。
耕司さんのお米が毎年無事に収穫できますように。