OUR FOOD


<ジャークチキン>
2016年のクリスマス、お店に並んだ鶏肉の骨付きローストが、ジャークチキンの原点です。
骨付きローストの味を変えて、鶏肉の定番料理を作ろうと思ったのがきっかけでした。
食欲をそそるスパイシーな香り、肉汁がこぼれるふっくらとしたお肉、ローストされた季節の野菜。この組み合わせにはビールが良く合います。
実は Neighbor food では牛肉は提供しておらず、動物性の食材は鶏と豚、鹿とお魚を使っています。
その中で定番の鶏料理がジャークチキンなのです。今や人気メニューの1つと言ってもいいのかもしれません。
スパイスは本場ジャマイカのレシピを参考にオリジナルで調合。好みのスパイスを増やし、辛みは控えめにして優しい味わいに。
でも、あえてジャンキーさは残しています(笑。
もう少しタネ明かしをすると、鶏にすり下ろした玉ねぎと塩、スパイス、植物油、そして隠し味のお醤油を入れて、
一晩マリネして寝かせるのです。そして付け合わせの季節の野菜と共にオーブンに入れたら完成です。
鶏は、あわじ鶏を使っています。近所の商店街の信頼のおけるお店で仕入れています。
できるだけ地元のもの、そして新鮮なものをと思い、たどり着いたのがそこでした。
毎日鶏料理は準備していますが、飽きのないよう日や季節によっても変えています。 実は7種類くらいあって。
ジャークチキン、タンドリーチキン、レモンマスタード、中華の照り焼き風、スパイシーチキン、
ローズマリーとハニーマスタード、そしてアマゾンカカオとスパイスのローストチキンです。
ちなみにジャークチキンのオリジナル調合スパイスは、家でも作れるように、お店でも販売しています。
デリを料理する際、もちろん美味しさや地域性、季節性も大切にしていますが、何より自分たちが食べたいと思う料理を、
食べたいと思う材料でつくることを大切にしています。ジャークチキンはほんの一例ですが、そんな思いが少しでも食を通して伝わると嬉しいです。


篠山から淡路島へ移転され、工房とお店をスタートされた『よかちょろ FOOD BASE』さんの加工品を仕入れさせていただけることになりました。
ご縁をつないでいただいて、オーナーの角田大和さんに初めてお会いし、淡路の加工場の見学をさせていただいたことがきっかけです。
ロスになってしまう食材を何とかしたいという想いから加工品を始められ、
生産されたものがロスにならないように、様々な工夫をして、原材料のままでは日持ちがせず、傷んでしまうものを、加工することで、時間と空間を移動することができる新しい食べ物として生まれ変わらせています。
元々料理人であった角田さんが作る加工品は、単に保存できる形にしただけの加工品ではなく、缶や瓶の中に封じ込められたお料理です。
ほんとに、めっちゃおいしくて驚きました!
パッケージも一つ一つ素敵です。
自分用にも、ギフトにも喜んでいただけるのではないかと。
淡路の加工場兼お店では、ナチュラルワインの販売もされていて、とってもおしゃれな角打ちです。
古民家を改修して建てられた空間がとても素敵なので、淡路島へ行かれた際にはぜひ実際に行ってみてくださいね。
店内から見える田んぼでは、酒米を育てているのだそうです。
私もかつて、せっかく作られた農産物が捨てられているものがあることを知り、加工品をしたいと思ったことが、そもそも今のような仕事を始めるきっかけでもあったので、よかちょろさんの完成度の高い加工品をお手本に、気持ち新たに、これからも頑張っていけたらと思っています。
@yokachoro2015
各アイテムについての詳しい情報は、よかちょろさんのWEB SHOPからどうぞ!他にもたくさんアイテムがあります!
https://yokachoro.theshop.jp/


これだけで、食べ物が美味しくなる。
焼き野菜やお肉にちょこっとかけるだけで、もう十分なのです。
ギネルはそんな少し贅沢な、南フランスのワインビネガーです。
たかが調味料、されど調味料。
それ一つで料理の味も、食卓の笑顔も、1日の気分も変わるのだと思います。
しかし私たちがこれを扱うのは他の理由もあります。
私たちはこの女性醸造家ナタリー・エールさんを心のネイバーフッドだと思っているのです。
それはつまり、距離は離れていても、気持ちや目指している方向性は同じ、仲間のような感覚ということ。
実はこのワインビネガー、ワインの醸造の過程で酢酸発酵してしまい、ワインとして販売できないものを買い取り、自然界にある天然の酢酸菌の作用でワインヴィネガーにしているのです。しかも古来から伝わる伝統的な方法で。
「昔ながらの作り方」そして「無駄になるものを、いい商品に変える」ことは私たちも目指していることでもあるため、とても尊敬しているのです。
古いものを守りながら、できる限り無駄を出さないようにする。
そんなところになぜか母性を感じるのです。
しかし、小規模生産であり、工業的に規格化されていないため、同じ商品がまた入ってくる可能性は低いです。見方を変えると、一期一会ということ。大きな店舗では扱いづらいですが、だからこそ私たちのような小さなお店が紹介する価値があると思うのです。
あと、あえて遠くのものを紹介するのは、食卓の彩りになるからだと考えています。
例えば、ワインは水を一滴も使っていない。ぶどうがその土地の水を吸い上げてできています。
その土地に行かずして、その土地を楽しめるのです。
それと同じで、遠くのものを頻繁に食べる必要はないのかもしれないけど、
それを作っている人の想いやテロワールを楽しみ、
世界の反対側に同じことを思っている人がいることを知ることで、勇気をもらったり、
自分たちがやっていることが間違っていないと思えるのです。
ロマン。っていうと大げさかも知れないけど。
そんな気持ちで紹介しています。
ネイバーフードではこの商品のように、心から共感して紹介したいものがたくさんあります。
お店に来られた際にはお気軽にお尋ねください。
そこに素敵な食との出会いがありますように。


「自分たちが食べたいものを作ろう」
「食べた人の心と身体が元気になるものを作ろう」
をテーマに、添加物や化学調味料などを一切使用せず、
無添加のハム・ソーセージ・ベーコンを製造を行う ハム・ソーセージ工房『ぷあん』さん。
使用する豚肉は大分県の九重ファームで育った元気いっぱいの「九重豚」、
肉本来の味を生かすため、岩塩やスパイスは品質を吟味した物のみ使用。
絶品ロースハムは、カンパーニュのサンドがおすすめ。
ソーセージは、ボイルがおすすめだそうです。ポトフにしても美味。
おいしいだしが出ました。グリルの時は温かいうちにお召し上がりを!
ベーコンもお料理の何かひと味足りない時のお助け食材に。
ぜひお試しくださいね。
ロースハム ¥
あらびきソーセージ、にんにくバジルソーセージ、ショルダーベーコン 各¥550


兵庫県三田市で約100頭のホルスタイン種の牛を飼育し、そのミルクでヨーロッパタイプのチーズの
製造を行っている、日向牧場さん。身近な環境で育った牛たち、ローカルな中で、本格的なチーズを食べれることは喜びです。
*フレッシュモッツァレラはご予約時のみ入荷とさせていただきます。


<SEASONAL MUFFIN ; FIG earl gray >
『季節の果物で、自分が食べたいマフィンを作る』
そんなことを私たちは大切にしています。
春には苺やすもも、夏はイチジクや梨、秋は栗や柿、冬はりんご。
他にも、レモン、あずき、ブルーベリー、パイナップル、ナッツ等素材はいろいろ。
何があるかは、お店に来たときのお楽しみ!といったところでしょうか。
おっと!もう一つ大切にしていることがありました。
私たちは、お砂糖とバターは控えめにしています。
というのも、私が年を重ねて、しっかりバターやお砂糖を使っているお菓子を食べると
少し胃や身体が疲れてきたためです。少量でも通常の量と変わらない美味しさを目指し
研究を重ねて完成したレシピです。
さらにもう一つ!
実は、卵・乳製品を使わないマフィンも毎度焼いています。例えば、カカオニブとチョコバナナのマフィン。
アレルギーや動物や環境への配慮から卵・乳製品を食べない選択をされている方にも
楽しんで頂けるよう、マフィンに限らず他の商品でもご案内ができます。
今回のイチジクは神戸産。できる限り近くで採れる季節の食材を使用しています。
大きなイチジクとサクサクなクランブルが食欲をそそるマフィンを手に取り、
そのままパカっと2つに割ると、バターとアールグレーのいい香りが広がり、
さらに中に隠されていたイチジクのジャムが湧いてきます。
昔、フードスタイリストだったときに、雑誌「VOGUE ENTERTAINING & TRAVEL」や 「Donna hay」など外国の食雑誌でみた、無秩序だけどカッコよく、雑だけどナチュラルなシズル感がある食。それがたまらなく好きで、今のマフィン作りにも生きているのかもしれないです。例えば、全て形を揃えたりせず、「ブルーベリーが弾けて汁がでちゃった」くらいの自然でランダムな感じを残しているところとか。
マフィンに限らず、季節を大切に作っているので、
ぜひお店に季節を感じに遊びにいらしてください。
心よりお待ちしています。


異文化が共生する街 神戸をイメージして作ったNFオリジナル ハーブ&スパイスクッキー。
お酒ののおつまみにもなるような、少し大人っぽい味が特徴です。
・コリアンダー&ソルティレモン
・クミン
・ローズマリー&ピスタチオ
・マジョラム&アプリコット
・フェンネル&ココナッツ
・カルダモン&カシューナッツ
・ジンジャービスケット
・キャラウェイ風味のビスコッティ
・ビターカカオ
*店頭では1枚からご購入可能です。
*店頭で個包装、乾燥材ご希望の方は1枚につき+5円となります。
何卒ご了承くださいませ。


アマゾンのカカオ村に入り、現地をサポートしながらその食文化を日本へ紹介されている
テツさんこと太田哲雄シェフから分けていただいているカカオで、いくつかの焼き菓子を作って
います。
日本の有名なレストランのシェフがデザートにも使われているようなカカオなので、NFのような
カジュアルな店で使わせてもらうには、もったいないくらいの素材ですが、そのものの良さに
助けられて、ご好評いただいています。
これがカカオの実
この実を割ると
この白い部分がカカオの果実。果実を発酵させて、その中にある種を取り出します。
この種を洗浄し、焙煎、粉砕という工程を経て、
殻と胚乳の部分に分かれ、この胚乳の部分がチョコレートの原料になります。
大きな実から考えると、実際チョコレートになる部分はほんの少しですね。
この胚乳の部分を砕いたものがカカオニブ
これをすりつぶして、固めるとカカオペーストになります。
これにカカオバター(高価なので植物油が加えられることが多い)
や砂糖、生クリーム、様々なもの(!)を加えて、チョコレートができます。
NFでは、このチョコレートになる前のカカオペーストに、生クリーム、砂糖を加えるだけなので、
まじりっけなしのカカオの風味が楽しめます!
あえて、チョコレートと呼ばず、カカオと呼んでいます。


春になると、いつも葉玉ねぎと、新玉ねぎを届けて下さる農家さんです。
淡路の北淡インター降りてすぐに大村農園さんはあります。
生産者訪問レポートにも投稿させていただいておりますが、あらためてご紹介させてください。
海が見渡せる場所にあり、さわやかな海風と豊かな太陽光を浴びる畑で、玉ねぎをメインに、
お米などを栽培されています。
淡路島に移住後、思いも寄らず農家の道へと進むことになったと話す大村さん。
“昔からその土地で作り続けられてきたものは、
その土地の気候や土に合っていて、良いものができる”
大村さんは無化学肥料・無農薬で栽培されております。
有機肥料を用いる場合も、この地にあるものを活用し、
土の中の水はけと風通しをよくし、
微生物が暮らしやすい土を作ることを心掛けていると話されていました。
大村さんの玉ねぎは水分のバランスが良く、
しっかりとした旨味があり、煮て良し、焼いて良しの美味しさです。
不揃いだったり、形が悪いものがあるのは自然の中では当たり前なことです。
このような農法を続けていくためには、買い手の理解と支持が必要です。
実際に畑に入り収穫をさせていただきましたが、大小と形は違えども、
どれもすくすくと気持ちよさそうに育っていました。
最近は、雑草対策のために用いるマルチは、
トウモロコシ原料で土に帰るものを採用したり、
清潔そのもののバイオトイレを導入したりと、
循環可能農業に取り組まれています。
安全で美味しいものを食べることができるのは、
農家さんたちの熱心な取り組みがあってのことで、
買い手の選択もひとつの大きな役割を担っています。
ですから、私たちも農家さんの想いをきちんと伝えることが
大切だ、とあらためて考えております。
大村さんが思い描く循環の輪の中には、私たちもいることを
実感いたしました。


私たちは、大切にしている農家さんがいます。
丹波篠山でお米を作る森田耕司さんは、そのうちの一人です。
お花屋さんだった耕司さんは、お子さんのアレルギーがキッカケで
食に関心を持ち、農業をすることになったそうです。
就農してまもない2012年頃にご紹介頂き、
それが食に対して私たちが考え方を深める大きな出会いとなりました。
実は初めてできた「農家さん」との関わりでもあるのです。
街の私たちが農業のことを知れる入り口を切り開いて下さった存在ともいえます。
農薬を使わないだけでなく、肥料も使わずに作る耕司さんのお米は、後味がすごくスッキリ。
「甘い」「味が濃い」のような強いインパクトがあるわけではなく、
人為的に成長を促進させないからこそ、ピュアで本来の自然な味わいがあるわけです。
これはBIOワインを飲んで思うことでもありますが、体に良くて、嫌なものが残らない。
食べた後の体が楽。そんな食の体験がこのお米にあるのです。
今や、秋口の新米が出る前には、前年のお米が売り切れ、お米がお店にない時期があります。
それくらい気に入ってくださる方が増えて、新米を今か今かと待ってくださっているのです。
お米はお店で精米したてを販売できますので、お好みの分搗きをお申し付けくださいね。
おすすめは、5分つき。栄養面でも美味しく、ミネラル分が残っているためです。
白米も美味しいのですが、お米の味が残りプチプチするくらいがちょうどいいのです。
最近、少し心配なことは、獣害被害。強面で物静かな耕司さんは、心が広くて。。
電柵をしても結局乗り越えられてしまうからと言って、動物に刃向かうのではなく
食べられてもいいくらいの面積をつくってやる!という感覚でやられているのです。
耕司さんのお米が毎年無事に収穫できますように。