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2023-06-28 19:16:00

最近、注目度アップの高知。
名物の日曜市で、この田舎寿司、見かけたよと
お声をいただくこともしばしばあります。
昨年、仕込んだ竹がもうそろそろなくなってきているので、
最近あまり作っていなかった田舎寿司ですが、久しぶりに作ります。
ご興味のある方はぜひお試しくださいね!

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高知の郷土料理の一つ、田舎寿司は、味をつけた丸い竹(幼竹の塩漬け)の輪っかや、
蒟蒻、茗荷、イタドリやリュウキュウなどに、柚子のきいたすし飯を詰めた素朴なお寿司です。

ネイバーでなぜ、田舎寿司?
と思われる方がおられるかもしれないので、竹にまつわる活動についての
お話をさせていただけたらと思います。

2019年から、神戸市北区淡河にある淡河宿本陣跡を拠点に地元の人と街の人が
一緒になって、『淡河バンブープロジェクト』という名前で活動を始めました。
この会の企画運営で、私(安藤)が関わらせていただいているのがきっかけです。

元々、この歴史的にも貴重な建物であった淡河宿本陣跡は、地元の皆さんの力で復活し、
その場の活用に、お声がけいただき、地元の農家さんとコラボした料理教室や
野草のワークショップなどを2年ほどさせていただきました。
その後、単発のイベントではなく、継続的な取り組みをしていこうと、
地元の方と相談し、淡河でも問題となっていた、竹(放置竹林)に取り組むことになりました。

成長が早く地下茎でどんどん広がっていく竹は、過疎と高齢化が進む農村部で荒廃が深刻な問題と
なっています。人が入らない場所は、時には野生動物の住処となって、やがて家や田畑にまで浸食
してくることさえあるからです。

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そんな困った竹を、食べもの(竹菜=メンマ)に変えて、竹林整備を進めていこうという全国的な活動
『純国産メンマプロジェクト』のことを知り、それに参加しながら、淡河らしい竹の取り組みをしようと
『淡河バンブープロジェクト』を地元の方と発足し、竹林整備を目的とした、竹菜作りと、竹細工の
2つの竹の取り組みでスタートしました。少しずつメンバーが増え、コロナ禍の下、小さく活動は継続し、
ワークショップ開催や竹細工販売まで、ようやくたどり着きつつあります。
これからは、竹林整備から出た竹チップと地元の牧場とコラボした堆肥作りや、竹林整備イベントなども
予定しています。

そんな中、ネイバーでは、竹細工の師匠でもある高知県出身の松田氏に、田舎寿司を教わり、
竹林整備の中で出てきた竹を使った、竹と野菜の田舎寿司を商品化してきました。
何度も試作を繰り返し、ようやく師匠のOKももらい、販売へとつながりました。

ネイバーの店内には、師匠の作品やメンバーの作品が並んでいますが、上記のストーリーから、
ネイバーへやってきたものたちです。

竹細工や竹菜の加工、竹林整備などを、想いを同じくするメンバーともに活動することが
楽しくて、これまで続けてきました。
ご興味のある方は、ぜひ下記より活動内容をご覧くださいね。

INSTAGRAM 淡河バンブープロジェクト
https://www.instagram.com/ougo_bamboo_project/